✔結婚相談所の成婚率って何?
✔結婚相談所を成婚率で選んでいいの?
本記事ではこのような悩みにお答えします。

成婚率は各社で計算方法が違い一概に比較できません。
からくりを理解し、結婚相談所探しの役に立ててください。
各社の成婚・成婚率の定義が違う
⇒結婚相談所の比較は参考にしづらい
主な成婚率の計算式
1.成婚者数÷会員数
2.成婚退会者数÷全退会者数
実際の成婚率
国の統計では、男性8.4%,女性10.1%
(日本人の婚姻率4.3%)
成婚・成婚率に決まりはない?
結婚相談所のホームページなどでアピールされている【成婚率】ですが、実は明確に計算方法は決まっていません。
そのため、自社に有利な計算式を利用している可能性があります。
また、【成婚】の定義も相談所ごとでまちまちで、単純に相談所を比較する要素としては不確かなものです。
それぞれ詳しく説明していきます。
成婚の定義


以下の表は代表的な相談所の成婚の定義となります。
IBJメンバーズ | プロポーズをして結婚を約束したお二人 |
パートナーエージェント | 交際中のお二人が結婚の意思を固めて婚活を終了すること |
ZWEI | 「交際・婚約・結婚(会員同士・会員外含む)を理由に退会届を提出すること」 |
ゼクシィ縁結びエージェント | 交際中のお二人が結婚の意思を固めて婚活を終了すること |
エン婚活エージェント | 交際相手と結婚する意思を固めて婚活を終了すること |
IBJメンバーズは、プロポーズ終了が条件となっており、その他の結婚相談所は概ねカップルの意思でタイミングが選べる条件となっています。
成婚と判断されるハードルはIBJメンバーズが一番高く、他の所は婚約以前でも解約することができるため、成婚のハードルが下がります。



成婚の定義は様々!
成婚のハードルが下がるほど成婚率は高くなっていきます。
成婚率の定義
各社集客のために成婚率を打ち出していますが、その計算方法は決められていないので、各社独自の計算式で計算されています。
主な計算方法はこの2つです。
①成婚者数÷会員数
②成婚退会者数÷退会者数
下の表は各社の計算方法になります。
IBJメンバーズ | 成婚退会者÷全退会者 (1~6月分の主要コース実績) (計算方法②) |
パートナーエージェント | 年間成婚退会者数÷年間平均在籍会員数 (計算方法①) |
ZWEI | 年間成婚退会者数÷年間退会者数 (計算方法②) |
ゼクシィ縁結びエージェント | 未公表 |
エン婚活エージェント | 年間成婚退会者数÷毎月の平均活動会員数×100 (計算方法①) |
表のように大まかな計算方法は①、②に割り振られますが、IBJのように期間やコースなど条件を付けているところもあります。



各社自社に有利な計算方法や条件を入れているため、比較するのが難しくなっています。
各計算方法の特徴


計算方法①【成婚者数÷会員数】の特徴
多くの人の成婚率のイメージに近いのがこの計算方法です。
実際に所属している会員の中からどれだけ成婚者が出たかがわかる計算方法になっています。
この計算式の特徴はこの通りです。
・会員から成婚する人の割合がわかる
・会員数が少ないと数値が上がりやすい
・退会者が多くても影響しない
落とし穴としては、退会者の数が反映されないので、会員の満足度が低い相談所の可能性があります。
只、多くの人の感覚にあう計算式であることと、1年間在籍していて結婚できる確率としては参考にできるものとなっています。
計算方法②【成婚退会者数÷全退会者数】
全体の退会した人の内、成婚を理由に退会した人の割合がわかる計算方法になっています。
この計算式の特徴はこの通りです。
・最終退会する時の結果の割合がわかる
・在籍会員数は影響しない
・退会した人が増えれば下がりやすい
落とし穴としては、結婚できずに在籍している人が多くいる可能性があるので、結婚までが長引く可能性があります。
但し、最終的などちらの結果になるので、入会することでどの程度の割合で結婚できるかの参考にはなります。
一年以内の成婚率について
もうひとつよく表現されているものとして、【1年以内の成婚率】というものがあります。
こちらの計算はこのように行われています。
1年以内に成婚した人 ÷ 成婚した人
勘違いしてしまう人がいますが、入会した人が1年以内に成婚したのではなく、成婚した人の中で、1年以内に成婚人がどのぐらいいたかという割合になります。
落とし穴としては、成婚した人が少なくても、高い数値を表現できるので注意が必要です。



誤解を与える表現なので注意が必要です。
実際の成婚率は?


古めのデータですが、平成18年に出された経済産業省のデータでは、結婚相談所のサービスを利用して再婚した人の割合は、
男性:8.4%
女性:10.1%
参考:経済産業省『少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究』
となっており、各社で公表されている数値とは大きく異なります。
この時の計算式は【計算式①:成婚者数 ÷ 会員数】が採用されています。
このことを考えると同様の計算式を使用して、この数値よりも高い成婚率を出している結婚相談所を探すのは一つの目安になると考えられます。



日本人の婚姻率は4.3%です。
結婚相談所の平均でも2倍ほど結婚できる確率が上がります。
まとめ
本記事では、結婚相談所の成婚率のからくりについて説明しました。
成婚率は結婚相談所のアピールでよく使われていますが、各社様々な計算方法や条件を付けているので、比較する材料としては参考にはしづらいのが現状です。
結婚相談所を選ぶ時は、自分にはどのようなサポートがあっているかを考えて選ぶようにしましょう!
各社の成婚・成婚率の定義が違う
⇒結婚相談所比較の材料にはしずらい
主な成婚率の計算式
1.成婚者数÷会員数
2.成婚退会者数÷全退会者数
実際の成婚率
国の統計では、男性8.4%,女性10.1%
(日本人の婚姻率4.3%)
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